インフルエンザの定点当たり報告数が1.20となり、例年同時期より多い報告数となっています
インフルエンザの感染予防のポイント
1. 日頃から、外出後には手洗いの励行に努めましょう。
2. 十分に休養、バランスのとれた栄養摂取など体調管理をしっかり行い、体力や抵抗力を高めましょう。
3. 加湿器などを使って適切な湿度(50から60%)を保つことが効果的です。
4. インフルエンザが流行してきたら、特に高齢者や基礎疾患のある方、妊婦、体調の悪い方、睡眠不足の方は、人混みや繁華街への外出は控えましょう。
インフルエンザに感染したら
1. 38℃以上の急な発熱や全身の倦怠感などの症状が現れた場合には、早めに医療機関を受診しましょう。
2. 安静にして、休養をとりましょう。
3. 水分を十分に補給しましょう。
4. 咳、くしゃみの際にはティッシュなどで口と鼻を押さえ、周りの人から顔をそむけるなどの「咳エチケット※」に努めましょう。
5. 人混みや繁華街への外出を控え、無理をして学校や職場に行かないようにしましょう。
※咳エチケットとは
咳やくしゃみの飛沫には病原体が含まれている可能性があるため、他の人にうつさな いよう、以下の「咳エチケット」を心がけてください。
・咳、くしゃみが出る時は、他の人にうつさないためにマスクを着用しましょう。
・マスクを持っていない場合は、ティッシュなどで口と鼻を押さえ、他の人から顔をそむけて1メートル以上離れましょう。
・鼻汁・痰などを含んだティッシュはすぐにゴミ箱に捨てましょう。
・咳をしている人にマスクの着用をお願いしましょう。
異常行動について
小児・未成年者がインフルエンザに罹患した場合、抗インフルエンザウイルス薬の種類や服用の有無にかかわらず、急に走り出す、部屋から飛び出そうとする、ウロウロと歩き回るなどの異常行動が報告されています。また、これらの異常行動の結果、極めてまれですが、転落等による死亡事例も報告されています(平成21年4月から平成30年8月末までで9件)。
このため、インフルエンザにかかった際は、抗インフルエンザウイルス薬の種類や服用の有無にかかわらず、異常行動に対して注意が必要です。
小児・未成年者がインフルエンザと診断され、自宅で療養する場合は、治療開始から少なくとも2日間は、保護者等は小児・未成年者を一人にしないことを原則としてください。
また、これに加え、異常行動が発生した場合でも、小児・未成年者が容易に住居外に飛び出さないための対策として、以下のような対策が考えられます。
(1)高層階の住居の場合
・ 玄関や全ての部屋の窓の施錠を確実に行う(内鍵、補助錠がある場合はそれらを活用する。)
・ ベランダに面していない部屋で寝かせる
・ 窓に格子のある部屋があれば、その部屋で寝かせる
(2)一戸建ての場合
・ (1)に加え、できる限り1階で寝かせる
<異常行動の例>
・ 突然立ち上がって部屋から出ようとする
・ 興奮状態となり、手を広げて部屋を駆け回り、意味のわからないことを言う
・ 興奮して窓を開けてベランダに出ようとする
・ 自宅から出て外を歩いていて、話しかけても反応しない
・ 人に襲われる感覚を覚え、外に飛び出す
・ 変なことを言いだし、泣きながら部屋の中を動き回る
・ 突然笑い出し、階段を駆け上がろうとする
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